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「食べる力」を維持する|「食べたくない」ではなく「食べにくい」のかもしれません

9 時間前
読了時間: 3分

オーラル通信 vol.6|健康

「歯が残っていれば、ずっと食べられる」。そう思っていませんか?


「80歳になっても20本以上、自分の歯を残そう」という8020運動のおかげで、歯を残すことの大切さは広く知られるようになりました。でも森先生は、その先にもうひとつ守りたいものがある、言っています。それが「食べる力」です。



歯が残っていても、「食べる力」は衰える


私たちは食事のとき、歯だけを使っているわけではありません。唇を動かし、舌で食べ物を運び、歯で噛み、だ液と混ぜ、舌でまとめて、のどへ送って飲み込む。この複雑な連携で、毎日当たり前のように食べています。

ところが年齢とともに、こうした口の働きが少しずつ低下することがあります。しかも虫歯と違って、「痛み」として現れるとは限りません。


「好みが変わった」は、本当?

森先生がnoteで挙げている、小さな変化です。

  • 最近、硬いものを食べなくなった

  • お茶を飲むと時々むせる

  • 口が乾きやすい

  • 以前より滑舌が悪い

  • 食事に時間がかかる

  • 錠剤が飲みにくくなった

「最近、あっさりしたものが好きになった」。そう見える変化も、実は肉が噛みにくい、飲み込みにくいから、無意識に避けているのかもしれません。

「食べたくない」のではなく、「食べにくい」。

自分のことだけでなく、家族の食事の変化にも、少しだけ目を向けてみてください。



「食べる力」は、歯科医院で測れる


口の働きは、歯科医院で測ることができます。たとえば「舌圧」は、専用の測定器で舌が上あごを押す力を数値にする検査。「パ・パ・パ」「タ・タ・タ」「カ・カ・カ」をできるだけ速く繰り返す検査では、唇や舌をどれくらい素早く動かせるかを見ます。

握力を測ったことはあっても、舌の力を測ったことがある人は、まだ少ないのではないでしょうか。


次の歯科医院で、この一言を

森昭は、50代からのかかりつけ歯科医院選びで、ぜひ聞いてみてほしいとすすめています。

「先生、私の“食べる力”って、測れますか?」

家族と焼肉を食べたい。旅行先で名物料理を味わいたい。自分の口で、好きなものを食べ続けたい。

守りたいのは、歯そのものではなく、その先にある生活なのです。


StretchOralでできること

食べる力は、唇・頬・舌が一緒に動いてはじめて働きます。歯みがきのあとに、ストレッチオーラルで頬や唇の内側をやさしくほぐし、口のまわりを大きく動かす。毎日の「歯磨き+1分」で、自分の口の動きに目を向ける習慣をつくってみてください。



今週のミニレッスン


歯科衛生士・森光恵さんの動画ミニレッスン。今週は「気になる口臭と、だ液の関係」(1:12)です。

だ液には、お口の中を洗い流してきれいに保つ「自浄作用」があります。だ液は、食べ物をまとめて飲み込むときにも欠かせない、「食べる力」の一部です。

「どうしても口臭が消えない場合は、歯科医院に行くことがおすすめです。そして、唾液を出すこともおすすめです。」(光恵さん・動画より)

著書『口の中から甦れ』から|あわせて読みたい

今号の「パサパサしたものが飲み込みにくい」も、だ液が足りていないサインのひとつかもしれません。10秒でできるセルフチェックと、毎日の「食べる」「話す」を支えるだ液の6つの働きを、森先生の著書から紹介しています。


次回のテーマは「表情・滑舌チェック」です。

監修:森 昭(歯科医師/オーラルコンディショニング協会 代表理事)


森先生・光恵さんへの質問や感想、取り上げてほしいテーマを募集しています(匿名でも大丈夫です)。

 
 
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