「よく噛んで」と言われ続けてきた理由、知っていますか?
オーラル通信 vol.2|健康
「よく噛んで食べなさい」。子どものころ、何度も言われた言葉かもしれません。でも、なぜ「よく噛む」ことが大切なのか、あらためて考えたことはありますか?
口は「使わなくてもいい環境」になりつつある
私たちのまわりには、柔らかく食べやすい食べものがあふれています。便利になった一方で、口は「あまり使わなくてもいい環境」になりつつある――歯科医師の森昭は、そう指摘します。
筋肉は、使わなければ衰えやすいもの。口も例外ではありません。
噛むことは、口全体の「チームプレー」
噛むことは、歯だけの仕事ではありません。舌が食べものを運び、頬が歯の上に戻し、唇が閉じ、唾液がまとめる。いわば、口全体のチームプレーです。
よく噛むことは、このチームを毎日動かすこと。噛むときに働く筋肉は顔の印象にも関わるので、いつも片側ばかりで噛んでいないかも、意識してみたいところです。

30秒セルフチェック
次の食事で、ひとつずつ試してみてください。
□ ひと口を、何回噛んでいる?(数えてみる)
□ 左右どちらで噛むことが多い?
□ 硬いものを、無意識に避けていない?
□ 食後に、あごや口元が疲れる?
当てはまるものがあっても、心配はいりません。「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」。それだけで、毎日の食事が口元を意識する時間になります。
今日からできる、小さなこと
ひと口目だけ、噛む回数を数えてみる
左右の両方で噛むことを、ときどき意識する
やわらかいものばかりの日は、歯ごたえのあるものを一品足す
森先生のひとこと
人生100年時代に残したいのは、「歯の本数」だけでなく「食べる力」。森先生のnote「お口を守る」シリーズでは、口の機能を若いうちから守る習慣を紹介しています。
StretchOralでできること
食後の歯みがきのあと、ストレッチオーラルで頬の内側をやさしくほぐすと、「使っていなかった側」にも気づきやすくなります。
今週のミニレッスン
歯科衛生士・森光恵さんの動画ミニレッスン。今週は「顔の外からのマッサージと、何が違うの?」(1分06秒)です。
監修:森 昭(歯科医師/オーラルコンディショニング協会 代表理事)

